恵まれた水源環境~黒部川扇状地
- 水は「水源が命」といわれています。
- 【宝石の水】の水源は10億トン級の地下水を有する黒部扇状地にあります。
- 黒部扇状地は北アルプスの中央部に位置する黒部奥山の鷲羽岳が源流となり中流〜下流にかけて日本最大の広さを誇る扇状地です。
- その中心を流れる黒部川は、清流日本一に選ばれる程の清流です。
- 海岸近くの黒部川扇状地湧水郡*は日本の名水百選*にも選ばれました。
- 秘境黒部は、約8000年前から人を寄せ付けずに来た太古の森。
ブナの原生林が今も生き続け、命あるものに優しい恵みを与え続けています。
この縄文時代より続く豊かな大自然とブナの原生林が、ゆったりと、気の遠くなるような長い年月をかけてつくり出した活きた水が黒部川扇状地の地下水なのです。
- 黒部川扇状地湧水群とは?
- 海岸近くの複数の場所から清らかな水が湧き出していることから黒部川扇状地湧水群と呼ばれています。
- 名水百選とは?
- 「名水百選」とは、1985年3月に環境庁(現在の環境省)が選定した、全国各地100か所の湧水・河川のことです。
- 単なる「おいしい水」という枠だけでなく、水質や水量、親水性が良好であること、地域住民等による保全活動が行なわれていることなど、多くの基準を満たすことが条件となっています。
◆黒部川扇状地の地下水の特徴
- 黒部川扇状地は、北アルプスに源を発する黒部川が形成した美しい扇状地です。
- 北アルプスには世界一若い『花崗岩』で成る山が多くあります。
- 『花崗岩』の主成分である"石英"は水溶性の成分が少ないため、この地層を通過した水は鉄分・マンガン・カルシウム等の含有量が少ないのです。
- このため、黒部川扇状地の地下水は軟水で飲みやすい、おいしい水なのです。